1999年のアカデミー賞で『ライフ・イズ・ビューティフル』のロベルト・べニーニに、ソフィア・ローレンがオスカーを渡していました。とてもうれしそうでしたね。
ソフィア・ローレンといえばやはり『ひまわり』でしょうか。ヘンリー・マンシーニの音楽と、あの風景がとても切ない気持ちにさせます。マルチェロ・マストロヤンニもいつもの軽いキャラクターではなく、マジで演じてました。
監督のヴィットリオ・デ・シーカはこの二人の俳優で、『ひまわり』の7年ぐらい前に『昨日・今日・明日』という作品を撮っています。こちらは喜劇ですが、アカデミー外国語映画賞をとっています。
以前ソフィア・ローレンが何かのインタビューで、いちばんおいしいパスタは、タマネギとニンニクだけを入れたものだ、と答えていた記憶があります。これは言ってみれば江戸っ子が、ざるそばが最高だと言ってる様な気がして、やはりイタリアの江戸っ子だな、と一人妙にナットクしちゃいました。何しろ顏がフェラーリみたいですから、イタリアンビューティフルを感じさせます。えー、ぜんぜん説明になってない? でも何となく分かるでしょ。