今年のアカデミー賞授賞式で、主演女優賞をとったジュリア・ロバーツは、うれしさを爆発させていましたね。『エリン・ブロコビッチ』は30を過ぎて女盛りの彼女に、まさにうってつけの脚本でした。ミニスカートから長い足を出して、子供を脇に抱えながら啖呵を切る。女性コミックの世界にはありそうですが、そのコミカルなパワーと、セクシーさを合わせ持つ女優です。ゴールデン・グローブ賞も手にして、いまいちばん輝いているスターでしょう。
『マグノリアの花たち』に出演したときは、まだデビュー間もないとき。サリー・フィールド、シャーリー・マクレーンに囲まれての経験は、大いに彼女を刺激したと思います。
その後、当時もっともセクシーな男優と言われていた、リチャード・ギアと『プリティ・ウーマン』で共演して、人気が出てきました。これもいってみれば女性コミック系の脚本。おそらくジュリア・ロバーツの魅力はギャグとシリアスのこきみのいいテンポなのでしょう。
意外と気づかなかったのは『フック』のティンカーベルの役。後で言われて、あーそー、なんて驚きましたが、そういわれればそうですね。あの顏は見覚えがあります。こうゆう映画にもでてくれるところがキュートですね。