ショーン・コネリーといえば007シリーズのジェームス・ボンドでしょう。もっとも当人はお気に入りではないらしく、「もう2度とでない」といったとか。それがタイトルになって、「ネバーセイ・ネバーアゲイン」を1983年に20年ぶりに撮っています。
ジェームス・ボンド時代は、あの前の方に突き出たような髪形で、プレーボーイ的でしたが、「インディー・ジョーンズ最後の聖戦」「ファミリービジネス」ではオヤジ役というか、おじいさん役です。ただ、あの大きな身体と濃い顏は、年をとっても風格があります。
おすすめの1本はジョン・ミリアス監督の「風とライオン」。ライズリーは颯爽としていて、まさに風のように生きた男です。ショーン・コネリーはまさにドンピシャのキャストでした。アメリカ人の母子を救う場面で、子供がライズリーを見上げる視線は尊敬とあこがれのまなざしそのものです。強い力と自信を持ちながらも、風のように生きる。これがたまらなくかっこいいですねー。
ちょっとマイナーですが、「薔薇の名前」も好きな映画です。中世のイタリア修道院で起こった連続殺人事件。ミステリー映画ですが、解き明かされた謎は宗教の深い問題を取り上げています。
SF映画の「未来惑星ザルドス」はファン必見ですね。
ジェームス・ディーンとほぼ同い年の1930年生まれです。