へーリー・ジョー・オズメントといえば、スピルバーグ監督の大作「A.I.」でロボットの役を演じていましたね。A.I.とはartificial(人工)intelligence(知能)ですが、この映画では、ロボットに愛をインプットします。A.I.はローマ字読みでアイですが、スピルバーグはどうも知っていたようです。
ロボットの役はロビン・ウイリアムスもしていますが、これは完璧に演じれば逆に下手に見えてしまうという難しい役です。子役ではなく、役者としての子供を必要としていたスピルバーグには、へーリー・ジョー・オズメントはどうしても外せないキャストでした。共演のジュード・ロウもインタビューの中で、彼の演技力に驚いています。
この作品はキューブリックのピノキオだとも言われていますが、もしそうだとしたら少し悲しい話です。人間になれたピノキオが、ハッピーエンドだったのに、この物語ではすこし違います。そこがすごく残念でした。しかしこのラストシーンは、続編を意識したものだたのかもしれません。もしそうだとしたらスピルバーグの広大な作戦が進行中ということでしょうか?確かにロッボトが人間になってしまうというストーリーを、科学的に説明するのは現在ではまだ少し無理があるようです。
へーリーは「フォレスト・ガンプ」にもでていたようですが、知っていました?その後、「シックス・センス」でアカデミー賞候補になり、「ペイ・フォワード」ではヘレン・ハント、ケビン・スペーシーというアカデミー主演賞俳優を共演者として迎え、主演で出演しています。